「恋人でもない、友だちでもない、でも特別な存在」――そんな曖昧でリアルな関係を描いた漫画『こういうのがいい』(作:双龍)が、累計320万部超えの大ヒットを記録しています。2023年にはドラマ化も果たし、現在も連載中の注目作です。「なんか刺さる」「自分みたいだ」と共感の声が絶えないこの作品の魅力を、ネタバレなしでじっくり解説します。
作品基本情報
| タイトル | こういうのがいい |
| 作者 | 双龍 |
| 出版社 | 集英社 |
| 連載媒体 | となりのヤングジャンプ(Web漫画) |
| 連載開始 | 2020年10月 |
| 最新刊 | 12巻(2025年11月19日発売) |
| 累計部数 | 320万部突破(2025年11月時点) |
| ジャンル | 青年漫画・ラブコメ・恋愛 |
| ドラマ化 | 2023年10月〜12月放送 |
あらすじ:「フリーダムフレンド」という新しい関係のカタチ
オンラインゲームのオフ会で偶然出会った、IT企業勤務の村田元気とファミレスでアルバイトをする江口友香。二人はともに、過去の恋愛で相手に振り回された苦い経験を持っています。
「恋人になるのは重い。でも完全に他人というわけでもない」――そんな二人が選んだのが、「フリーダムフレンド」という独自のスタイル。付き合うわけでもなく、身体だけの関係でもなく、縛られないゆるやかな絆。そんな不思議で心地よい関係が、読んでいるうちにじわじわと胸に響いてきます。
主な登場人物
村田元気(むらた もとき)
IT企業に勤める青年。過去の恋愛で振り回された経験から、重たい関係に踏み込むことに臆病になっている。見た目は地味で真面目そうだが、ゲーム好きという一面も。ドラマ版では西山潤が演じた。
江口友香(えぐち ともか)
ファミレスでアルバイトをする女性。サバサバとした性格で、恋愛に対して冷静な目線を持つ。村田とは対照的なようでいて、どこか似た傷を抱えている。ドラマ版では田中美麗が演じた。
『こういうのがいい』が刺さる3つの理由
① 「恋愛の曖昧さ」をリアルに描いている
付き合う・付き合わないという二択ではなく、そのあいだにある関係を正直に描いているのがこの作品の一番の特徴。現代の恋愛はグラデーションで、「好きだけどまだ無理」「近くにいたいけど縛られたくない」という感情をそのまま漫画にしたような読み心地です。恋愛経験のある人なら、どこかで「わかる…」とつぶやいてしまうはずです。
② テンポよく読める、読み切りに近い構成
Web漫画ならではのサクサク読めるテンポ感が心地よく、各話がコンパクトにまとまっています。1話読んだらもう1話、気づいたら全巻読んでいた――という「沼落ち」体験をした読者が続出しているのも納得です。通勤・休憩のスキマ時間でも読みやすいのが嬉しいポイント。
③ 双龍先生の絵柄が独特でクセになる
作者・双龍先生の絵柄は、どこか素朴でリアルな雰囲気。美形すぎない等身大のキャラクターたちが、物語のリアリティをさらに高めています。読み進めるうちにその独特のタッチが心地よくなってくる、じわじわ系の作品です。
ドラマ化情報(2023年)
2023年10月〜12月にかけて実写ドラマ化が実現しました。
- 村田元気役:西山潤
- 江口友香役:田中美麗
原作の雰囲気をそのまま映像化したと好評で、ドラマから原作へ流入するファンも急増しました。ドラマを観てから原作を読む、という楽しみ方もおすすめです。
こんな人におすすめ
- ドロドロしない、さっぱりした恋愛漫画が読みたい
- 「付き合うってなに?」と恋愛に迷っている方
- 過去の恋愛でちょっと疲れた経験がある方
- 等身大のキャラクターに共感したい方
- ドラマから入って原作も読みたい方
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実際に読んでみた感想(40代男性・筆者より)
正直に言うと、最初は「自分には関係ない恋愛マンガかな」と思っていました。でも読み始めたら止まらない。1巻を読み終えたころには、村田と友香の関係性に完全に引き込まれていました。
この作品が30〜40代に刺さる最大の理由は、「正直な感情を言葉にするのが下手な大人のリアル」を描いているからだと思います。若い恋愛漫画にありがちな「告白→付き合う→ラブラブ」という展開がなく、「関係を定義することへの怖さ」「失いたくないからこそ曖昧にしておきたい」という心理が丁寧に掘り下げられています。
特に第1巻の後半から第3巻あたりは、二人の関係がじわじわと変化していく過程が秀逸。「好きという感情」を持て余している人間の描き方が、ありきたりなラブコメとはまったく異なります。スキマ時間に読み始めて、気づいたら深夜2時になっていたことを白状しておきます。
こんな人におすすめ・こんな人には合わない
| ✅ おすすめの人 | ❌ 合わない人 |
| 30〜40代で恋愛に臆病になっている | スカッと系・ざまぁ展開が好き |
| 「曖昧な関係」を経験したことがある | 早く進展してほしいタイプ |
| 心理描写が豊かな漫画が好き | バトル・アクションが読みたい |
| 恋愛経験から少し距離を置いている | 1話完結で読みたい |
| ドラマ原作漫画が好き | オタク向け・ハーレム系が好き |
他の恋愛漫画と何が違うのか
『こういうのがいい』が他の恋愛漫画と一線を画すのは、「恋愛のゴールを設定していない」点です。
多くのラブコメは「いかに付き合うか」がゴールです。しかしこの作品は、付き合うことが必ずしも正解ではない関係のあり方を模索し続けます。同ジャンルの『好きっていいなよ』や『アオハライド』が「10代の純粋な恋愛」を描いているのに対して、『こういうのがいい』は「傷ついた経験を持つ社会人の、不器用な距離の縮め方」を描いています。この違いが、30〜40代男性に刺さる理由のひとつです。
よくある質問(FAQ)
Q. 男性でも楽しめますか?
A. はい、十分楽しめます。主人公・村田元気は男性視点で描かれており、「感情をうまく言葉にできない男の不器用さ」が丁寧に描写されています。恋愛漫画が苦手な男性でも入りやすい作品です。
Q. 何巻まで読めば面白さがわかりますか?
A. 第2巻まで読めば「刺さるかどうか」の判断がつきます。1巻で関係の設定を理解し、2巻で二人の心理の変化を楽しめるようになります。試し読みは第1話が無料なので、まずそこから試してみてください。
Q. ドラマとどちらから見るべきですか?
A. 漫画から入ることをおすすめします。原作の心理描写や独特のテンポはドラマでは再現しきれていない部分があります。ドラマを見た方が原作を読むと「こんな場面があったのか」という発見があり、二度楽しめます。
まとめ:大人の恋愛漫画として完成度が高い一作
『こういうのがいい』は、ハーレムでもなく、ドロドロでもなく、スパッと告白するわけでもない——「正直な感情のやり取り」を丁寧に描いた、今の時代にフィットした恋愛漫画です。
特に、過去の恋愛で何らかのしんどさを経験した30〜40代男性には、ちょっと心に刺さる作品です。「こういうのが好きだったな」でも「こういうことがあったな」でも——読み終わったあとに何かが残る漫画です。
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まとめ:320万部が証明する「共感力」の高さ
『こういうのがいい』は、恋愛漫画の新しい形を提示した作品です。「好きかどうかよりも、一緒にいると楽かどうか」という感覚を丁寧に描き続けるこの漫画は、読み終わった後にじわりと温かい気持ちが残ります。
累計320万部という数字は、それだけ多くの人が「こういうの、わかる」と感じた証拠。まだ読んでいない方は、まず1話から試してみてください。
※本記事の情報は2025年11月時点のものです。最新の巻数・配信状況は各販売サイトにてご確認ください。