3月4日、発売日に即買いした。レジに並びながら、「ゴッドバレー、ついに来たか」と思った。
113巻の終わり方、覚えてる人は多いと思うけど、あれで「次巻まで待てるか」と正直思った。結果として待てたわけだけど、それでも発売までの数ヶ月、ちょくちょくジャンプのバックナンバーを読み返してた。それくらい気になってた。
基本情報(114巻)
| タイトル | ONE PIECE(ワンピース)第114巻 |
|---|---|
| 作者 | 尾田栄一郎 |
| 掲載誌 | 週刊少年ジャンプ(集英社) |
| 発売日 | 2026年3月4日 |
| 収録話 | 第1156話〜第1166話(全11話) |
| 価格 | 572円(税込) |
| 主な内容 | ゴッドバレー事件の全貌 |
ルフィが1コマも出てこない巻、という異常事態
114巻を読んで最初に思ったのが「ルフィ、1回も出てこないな」だった。主人公が1ページも登場しない単行本って、ワンピースの歴史の中でもそうそうないはずで、それだけこのゴッドバレー編の密度が高かったということだと思う。
過去編って、どうしても「早くルフィのとこに戻ってくれ」ってなりがちなんだけど、この巻に関してはそれがなかった。過去の話を読みながら、そっちに引き込まれてた。
38年前の「あの事件」の全貌
ゴッドバレー事件という名前自体は、けっこう前から出てきてた。ロジャーとガープが協力したとか、そこでロックス海賊団が壊滅したとか、断片的な情報は散らばってた。でも全部が繋がった状態では描かれてなかった。
それが114巻でまとめて出てくる。38年前、天竜人たちが島で「人間狩り」という言葉の通りの遊戯をやってた。そこにロックス海賊団が乗り込んで、という流れなんだけど、読んでいて「ああ、だからこの世界はこうなってるのか」という感覚がずっとあった。
ワンピースって、世界観の闇が深い漫画だとはわかってたけど、ゴッドバレーの話を読んでから改めて「この世界、かなりえぐいな」と感じた。
ガープとロジャーが並んで戦う場面
正直、ここが一番読みたかったところだった。生涯の宿敵同士が、一度だけ同じ方向を向いて戦った瞬間。それがどういう絵で描かれるのか。
実際に読んで、想像してたよりずっとよかった。派手な演出というよりも、二人の間に言葉がない場面があって、それがなんか刺さった。長年追いかけてきたキャラクターたちが、若い頃にこういう瞬間があったんだ、という感覚。
ガープのことが、この巻を読んでから余計に好きになった。あの人、ずっとあの事件を抱えて「正義」って言い続けてたんだなと思うと、重い。
くまとジニーの話が、しんどい
バーソロミュー・くまが若い頃にあの場所でどういう経験をしたか、ジニーがどうなったか——これは読んでいてきつかった。きつい、というのが正しい感想で、悲劇的すぎてちょっと途中で手が止まった。
くまって、今の状態になるまでにあれだけのものを背負ってたのか。知ってはいたつもりだったけど、ちゃんと描かれると重さが全然違う。
ジニーについても、彼女の話が今の物語にどう繋がるのかはまだ全部わかってないんだけど、114巻の段階ですでに「この人の存在はかなり重要だった」という実感がある。
イム様と五老星の登場
38年前の時点でも、あの人たちは動いてた。それが今の世界政府の形につながってる。イム様がどういう存在で、五老星が何をしてきたのか——ゴッドバレー事件はその答え合わせの場所でもあった。
エッグヘッド編が終わって「いよいよ物語が加速するぞ」という感覚があったけど、その前にこれだけの過去を見せておく構成が、尾田先生らしいなと思った。土台を固めてから動かしてくる。
40代が読んでこの巻をどう評価するか
ジャンプでワンピースを読み始めたのが連載初期で、単行本を集め始めたのが小学生か中学生のころだった。その漫画が2026年に114巻を出して、まだ終わってなくて、まだ面白い。
114巻は、派手なバトルがあるわけじゃない。ルフィが「おれは海賊王になる!」と叫ぶシーンもない。でも読み終わった後に「ああ、ワンピースってこういう漫画だったな」と改めて思わせてくれる巻だった。
これだけ長く続けてきた伏線が、ちゃんと意味のある形で回収されていく。それを見せてもらえるというだけで、十分すぎる。
DMMブックスで読む
114巻は紙の単行本で買ったけど、過去の巻を確認したくなってスマホで読み直すことも多い。そういうときに電子書籍の便利さを実感する。
DMMブックスはワンピースの全巻を配信していて、1巻から順番に読み直したい人にも、最新巻だけ電子で読みたい人にも対応している。
初めて利用する場合は初回購入の割引があることが多いので、114巻をきっかけに試してみるのもあり。
よくある質問
114巻はどこから読める?前巻を読んでいないとわからない?
114巻はほぼ丸ごと過去編なので、直前の113巻の結末を知っている前提で読むと内容がすんなり入ってくる。ただし、エッグヘッド編を読んでいないと一部の文脈が薄れる可能性があるので、110〜113巻あたりから入ることをおすすめしたい。
ルフィは出てくる?
出てこない。本当に1コマも出てこない。ゴッドバレー事件は38年前の話なので、現代パートが一切ない構成になっている。逆に言えば、それだけ過去編の密度が高かったということ。
115巻の発売はいつ?
2026年4月時点ではまだ正式発表されていない。114巻の発売間隔から考えると、早くて半年前後が目安になることが多い。公式サイトや集英社の情報をチェックするのが確実。
まとめ:ゴッドバレー事件、ちゃんと「来た」
114巻、普通に傑作の巻だと思った。ルフィが出ない、アクションも控えめ、でも読後感が重くて濃い。長年の伏線が形になる瞬間を目撃した、という感覚がずっとある。
ガープとロジャーの共闘、くまとジニーの過去、イム様たちの動き——それぞれが「そういうことだったのか」と繋がっていく。これを読むと、115巻以降がどうなるか、早くも気になってくる。
待った甲斐は、あった。